第4回 レアアース? キドルイ元素?? ~その1~
昨今、注目を浴びている「レアアース」ですが、またの名を「希土類金属」と呼びます。この正体は一体どんなものなのでしょうか。レアアースはレアメタルに含まれるもので、レアメタルの「金属の分離や精錬が難しい」という特徴を持っています。
最近になって頻繁に名前を見かけるようになったレアアースですが、一体いつ頃からどのような物に使用されているのでしょうか?
レアアースは18世紀後半にスウェーデンで発見されてからというもの、光学的特性や磁気的特性がある為に幅広い用途で使われてきました。
そもそも一般的に使用されるようになったのは、1885年にガス灯のマントル(発光体)に用いられたのが始まりで、日本でも銀座の街を照らすのに使われていました。
現在ではハイブリッドカーや省エネ家電に始まり、テレビ、ライターの発火石、デジカメのレンズ、ガラス類の研磨剤、永久磁石など多岐にわたって用いられています。
では、なぜこんなにもレアアースが注目されているのでしょうか?
レアアースは世界で約12万3,000tが供給されています。その内、中国で約11万9,000tが供給されており、一つの国で世界の供給量の96.7%も占めている状況なのです(2005年)。
ここまで偏って供給されている場合、一つの国に依存する度合いも非常に高くなってしまいます。
特に日本では約2万9,000tも需要があり、世界一使用量が多い状況です。その状況下で中国のレアアース禁輸について報じられたことで、一層注目を集めるようになったのです。
次回も引き続きレアアースをクローズアップしていきます。お楽しみに!
最近になって頻繁に名前を見かけるようになったレアアースですが、一体いつ頃からどのような物に使用されているのでしょうか?
レアアースは18世紀後半にスウェーデンで発見されてからというもの、光学的特性や磁気的特性がある為に幅広い用途で使われてきました。そもそも一般的に使用されるようになったのは、1885年にガス灯のマントル(発光体)に用いられたのが始まりで、日本でも銀座の街を照らすのに使われていました。
現在ではハイブリッドカーや省エネ家電に始まり、テレビ、ライターの発火石、デジカメのレンズ、ガラス類の研磨剤、永久磁石など多岐にわたって用いられています。
では、なぜこんなにもレアアースが注目されているのでしょうか?
レアアースは世界で約12万3,000tが供給されています。その内、中国で約11万9,000tが供給されており、一つの国で世界の供給量の96.7%も占めている状況なのです(2005年)。ここまで偏って供給されている場合、一つの国に依存する度合いも非常に高くなってしまいます。
特に日本では約2万9,000tも需要があり、世界一使用量が多い状況です。その状況下で中国のレアアース禁輸について報じられたことで、一層注目を集めるようになったのです。
次回も引き続きレアアースをクローズアップしていきます。お楽しみに!