第11回 ≪カーボンオフセット≫植林活動
ひとえにカーボンオフセットと言っても様々な種類がありますが、今回は植林活動によるカーボンオフセットはどのような仕組みになっているのかに焦点を当ていきます。まず植林とカーボンオフセットの結び付け方は、右図のように、
(1)工場や車など様々なものから排出されるCO2を、
(2)植物・樹木がCO2を吸収し、
(3)オフセット(相殺)されたとみなす。
という考え方からきています。
ここで興栄商事で行っている植林活動を例に出してみることにしましょう。
興栄商事では2008年10月より「興栄商事の森づくり」、2011年11月より「興栄商事の森づくり~植林ポイント制度~」という2本立てのプロジェクトを実施しており、中国内モンゴル自治区にて1,271本のカラマツを植林しています(2012年3月現在)。
カラマツは1本あたり30年間で250kg-CO2eのCO2を吸収するとされていて、「1,271本のカラマツを育てること」=「約318t-CO2eを吸収する」とみなすことができます。
この森づくりはCO2の吸収だけでなく、“砂漠拡大の防止”や“黄砂流出の防止”、“現地住民の雇用創出”や“小中学生の環境教育”等に並行して貢献しています。少しずつではありますが、2本立ての植林活動で着実に植林本数を伸ばしていき、ゆくゆくは5万本の樹木を中国内モンゴル自治区に植林していくことを目標としています。
5万本の森ともなると敷地面積は東京ドーム1個分にもなります
今後も引き続き植林プロジェクトを進めていきますので、詳細は「環境活動」並びに「Koei-News」をご覧ください。