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【興栄パーソンの横顔(2)】「チームワーク」と「スピード感」で最高の提案を――名古屋オフィス・川島
社員インタビュー

【興栄パーソンの横顔(2)】「チームワーク」と「スピード感」で最高の提案を――名古屋オフィス・川島

営業部門の係長として名古屋オフィス(愛知県名古屋市)を盛り上げる川島。2017年に同業他社から転職し、興栄商事に入社しました。「営業の仕事はコミュニケーションあってこそ」と語るその信念通り、お客さまとはもちろんのこと、社内の他部署との間でも細やかな会話を大切にしています。プライベートでは3人の子を持つパパとしての一面も。日々の仕事にかける意気込みやモットーを聞きました。

キャリアアップを目指した転職先がまさかの倒産

――川島さんは前職もリサイクル業界ですよね。この業界に関わることになったきっかけを教えてください。

 

最初に働いたのは地元・岐阜県のカーディーラーでした。父が車好きで、いつも車を大切に扱っている姿を見ながら育ったこともあって、私自身も車へのあこがれが強くなっていったんです。それで高校卒業後にディーラーに就職し、働きながら整備士の資格を取得しました。

 

ただ、車に触れる仕事自体はとても楽しかったのですが、将来のキャリアアップや給与面などの待遇を考えると、ずっと働き続けるのは難しいかもしれないと感じていました。そんなタイミングで3人目の子どもが生まれ、家計を充実させるために転職を検討。偶然見た求人で知ったのが前職、愛知県のリサイクル業界の会社でした。

 

――技術職からの転職で、とまどいはありませんでしたか?

 

当初は現場作業から入ったこともあり、肉体的な負担は整備士として働いていたときよりも増していたかもしれません。2年目からは営業部門に異動して、また新しいキャリアを築けている感覚がありましたね。

 

ところが、それから程なくして会社の経営が悪化してしまって……。

 

今でも日付を覚えています。数年前、いつも通りに出社したら、突然倒産を言い渡されたんです。大変なことになってしまった、と思いました。子ども3人を抱えてどうやって生きていくのか。この事実を妻に話すのもつらかったですね。

 

そんなときに、中部事業所の設立に向けて動いていた興栄商事から声をかけてもらいました。それも「7月から働いてもらえないか」という条件です。あの偶然の出会いがなければ本当に困窮していたかもしれません。私からすれば、興栄商事という会社は命の恩人のようなものなんです。

新型コロナの影響を受け、営業現場も日々進化

――まさに大きな変化の中だったと思いますが、興栄商事への入社後はどのような仕事を担当したのでしょうか。

 

中部事業所の立ち上げに向けて、岐阜県内に設けたスターティングメンバーとして働けることになりました。同業界での経験をもとに、中部・関西エリアのお客さまを開拓していきました。

 

ただ、以前の会社にいたころと比べて、仕事の幅は大きく広がったと思います。前職時代はマテリアルリサイクル、つまり「資源に戻す事業」がメインでした。興栄商事も同様の事業を展開していますが、それだけではなく、パソコンを再販するリユース事業や産業廃棄物事業なども手がけています。どの分野にも強みを持っているので、私自身も新しい知識をどんどん学びながら対応していきました。

 

以降も興栄商事の事業は日々進化していて、私は名古屋オフィスの一員として、新たな経験をさせてもらっています。

 

――変化という点では、2020年は日本経済全体が新型コロナウイルスの影響を受けました。川島さんの仕事はどのように変わっていきましたか?

 

緊急事態宣言の真っただ中では「営業なのにお客さまのもとへ行けない」という状況が続きました。そこでメールや電話でお客さまの状況を確認したり、オンライン会議ツールを活用して商談したりと、新たな方法をどんどん取り入れていきました。

 

直接お会いできなくても、営業としてできることはたくさんあります。営業の仕事はお客さまとのコミュニケーションあってこそ。私は日頃から「家族や趣味の話を気軽にできる関係性を構築したい」と考えていて、実際の商談でもビジネスに関する話題は1〜2割程度なんです。そんな間柄だからこそ、オンライン商談でもお客さまを気遣いながら、楽しくコミュニケーションを取らせていただけているのだと思います。

「社内の全部署が同じ目線で考え行動できる」強み

――興栄商事ではITAD(情報通信機器の廃棄や再資源化・再利用に向けた処理)事業に特に力を入れています。川島さんのもとへは、お客さまからどのようなご相談が寄せられていますか?

 

私たちが主として取り扱っているパソコンなどの通信機器には、お客さまの大切な機密情報が含まれています。お客さまは当然のことながら、ハードディスクなどの処理やデータ消去方法などをシビアに見ていると感じます。どんなサービス内容で、どこまで対応ができるのか。そうしたお問い合わせをいただく際に、私は興栄商事の強みとして「スピード感」をお伝えしています。

 

データ破壊を確実に行って証明書を発行するのは当たり前。それを1日でも早く対応し、1日でも早く安心をお届けすることが、お客さまにとっての真の価値につながると考えているんです。データ破壊処理ができて証明書を出せる会社は日本中にたくさんありますが、興栄商事の規模感で月に数千台、ときには数万台を処理している会社は少ないはずです。

 

――「スピード感」を維持・進化させられる秘訣はどこにあるのでしょうか。

 

横浜本社や各事業所における徹底したセキュリティ体制、最新鋭の機器の導入など、充実した設備体制によるところは大きいと思います。加えて大切だと感じているのは、社内でのコミュニケーションです。

 

情報漏えいを確実に防ぎ、お客さまへ絶対的な安心を提供するためには、専門の部門や営業だけでなく、社内の全部署が同じ目線で考え行動できることが重要だと思うのです。

 

私自身は、月1回は横浜本社へ、北九州事業所にも3カ月〜半年に1回は訪れる機会がありますが、その際には法務部や総務部、経理部など、事務系の部署の方々とも必ず会話をするようにしています。どんなにお客さまのことを考えていても、1人でできることは限られています。会社はみんなの力で成り立つもの。私がいただいた営業案件についても、引き取りに伺うドライバーがいて、処理をする現場の担当者がいて、契約書などに不備がないよう対応する事務職のメンバーがいるからこそ、1つの仕事として成立しているんですよね。そうしたチームワークは本当に大切だと感じます。

 

現時点でも興栄商事は雰囲気のいい会社ですが、チームワークを大切にする風土はさらに発展させていきたいと思っています。

 

――今後の川島さんの目標や展望を教えてください。

 

現在は横浜、中部、北九州に事業所を置いて全国をカバーしていますが、規模感としては横浜と九州が大きく、中部事業所はその後を追いかけている状況です。まずは中部事業所の成長を支え、より大きな存在感を発揮できるように頑張りたいと思っています。

 

お客さまに対しては、私は企業規模に関わらず、どんな案件でも同じように全力対応していくことをモットーにしています。大企業でも、町工場でも、常に最高の提案をして、スピード感を発揮していきたいですね。中部事業所がカバーする地域は、日本の製造業の心臓部でもあります。お客さまへの提案を通じて、日本のものづくりにも貢献していきたいと考えています。

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