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IT人材が集い、英語が飛び交う多様な職場環境へ。さらなる価値提供に向けた興栄商事の「人材戦略」
社員インタビュー

IT人材が集い、英語が飛び交う多様な職場環境へ。さらなる価値提供に向けた興栄商事の「人材戦略」

興栄商事では、ITAD(情報通信機器の廃棄や再資源化・再利用に向けた処理)事業の拡大や海外展開などの計画に沿って体制強化を進めています。その核となるのが「人材」です。興栄商事はどんな人材を採用・育成してお客さまへ価値提供していくのか、総務部長の中島に聞きました。

ITの知見を持つ人材や、優れた語学力を持つ人材を積極採用

――27期(2021年3月〜)はITAD事業の拡大や海外展開など、新たな成長戦略の実現に向けて舵を切っています。人材採用の方針はどのように変化しているのでしょうか。

 

産業廃棄物処理やリサイクルに関わる業種では、一昔前まで「体力勝負の仕事」というイメージが強かったのではないかと思います。しかし興栄商事では、ここ数年で大きく人材採用の方向が変わってきています。以前と比べて、はるかに多様な人材が活躍するようになってきているのです。

 

現在ではITAD事業の強化に向け、IT関連の知識や技術を持つ人の採用に注力しています。また、海外展開に向けては英語を中心とした語学力を有する人も必要です。

 

――ITAD事業においては、具体的にどのような人材を採用していくのでしょうか。

 

大きく分けて2つの職種の採用を進めています。

 

1つは「フィールドエンジニア」。お客さま先でデータ消去・破壊を行うオンサイト作業に精通し、自身でトラックを運転してトータルに対応できる人材です。データ消去・破壊の実務はもちろん、情報セキュリティに関する高い知見も身につけた存在として活躍してもらいたいと考えています。

 

もう1つは「サーバーエンジニア」です。お客さま先では、データセンターの現場などでプロフェッショナルのエンジニアの方々が活躍されています。そうした方々のご要望を正しく理解し、的確に対応していくための専門知識を持った人材です。

 

現在は中途採用を強化して、ハードウェアやインフラ、ソフトウェアなどのエンジニアリング経験者を迎え入れています。

 

――語学力を有する人材についても詳しく教えてください。

 

海外での事業展開はもちろん、既存のお客さまにも外資系企業が増えています。本社が海外でも、日本に多数の拠点を持つ企業は少なくありません。そこで働く方々には外国人の方も多いので、スムーズにやり取りをしていくためには相応の語学力が求められます。

 

基準としてはTOEIC700点以上を目安として、お客さまとやり取りをすることが多い営業部門やバックオフィス部門を中心に語学力を強化していきたいと考えています。社内のダイバーシティ化を進めて、英語が飛び交う環境にしていきたいと思っています。

部門ごとの人材育成テーマをもとに、一人ひとりの仕事のやりがいを高める

――こうした優秀な人材を迎え入れていくためには、何が必要だと考えていますか?

 

まずは、興栄商事という会社がクリーンであることが絶対的に必要だと考えています。企業としての基本として、就業時間や休日、給与などの条件面で疑問に感じる部分があれば、人材を定着させていくことはできません。

 

これは残念なことだと思っているのですが、興栄商事に転職した人の中には、前職の職場で「聞いていた業務内容と違った」「サービス残業があった」という経験をした人もいます。興栄商事としてはそうしたことが絶対にないようにしていますし、十分な年間休日数の確保や、できる限りの残業削減にも取り組んでいます。条件面だけがすべてではないと思いますが、こうした環境がベースとなっているからこそ、会社としての団結力が発揮されるのではないでしょうか。

 

――安心して働ける環境があるとともに、個人にとっては「仕事のやりがい」を感じられる職場であることも重要だと思います。

 

そのために必要なのは、ステップアップの機会や、責任ある立場を任される機会が豊富にあることだと考えています。フィールドエンジニアからマネジメント側へ移るなど、一定のスキルや専門性をもとにしたジョブチェンジの可能性を広げていくことを計画しています。もちろん、一つの職種で専門性を究めていくキャリアアップのあり方も認められるべきでしょう。多様な人材の、多様なやりがいを実現していける会社でありたいと思います。

 

そのためには人材育成の体制も重要となります。興栄商事では各部門で人材育成のテーマを定め、研修や講習を実施しています。たとえば事務系部門においては、コロナ禍でお客さまとのテキストコミュニケーションが増えている現状を受けて「ビジネスメールについての講習」を実施しました。また、作業を行う現場では「安全衛生」や「人命救助」についても多様なプログラムを実施しています。

 

このように、部門ごとに必要な成長ポイントを見定め、適切な育成プログラムを進めていくことが、一人ひとりのやりがいを高める上でも欠かせないと考えています。

「セキュリティ感度の高い人材モデル」を明確化し、さらに役立てる専門家集団へ

――今後の人材育成や組織作りに向けた展望を教えてください。

 

取り組みを強化していきたいと考えているテーマの一つに「セキュリティクリアランス」があります。機密情報を扱うITAD事業では、情報セキュリティの継続的な強化が欠かせません。会社としての体制充実はもちろん、一人ひとりの意識と知識レベルを高めていくことが求められます。

 

そこで、現在活躍している人材の情報を参考にして、「セキュリティ感度の高い人材モデル」を明確化する取り組みを進めています。情報を取り扱うポジションに向いている人材の志向を分析し、理解することで、「どんな人材を採用すべきか」もより明確になると考えています。これは一人ひとりの適性を見極め、最適な役割やミッションを与えていくことにもつながります。

 

また、興栄商事では業界に先駆けて、ITAD事業における資格制度も整備していく計画です。情報を取り扱う人材にはどんな要件が必要なのか。その定義に基づいて人材価値を高め、業界をリードしていく存在へ、お客さまにさらに役立てる専門家集団へと成長していきたいと考えています。

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